吉祥寺と言えば梅雨、
どんよりジメジメの梅雨、
街中、無彩色の梅雨、
やっぱり梅雨なんて大っ嫌いだーい!
どーも!
雨と共に生きる男、Tシャツ社長です。
梅雨がやって来ましたね。
こんなに連日ジメジメと雨降りが続くなんて・・・
梅雨をちょっと舐めてましたね。
青空よ、早く吉祥寺に戻って来ておくれー!
東京がじっとりと、連日不快指数記録を伸ばし
人々の顔から笑顔が消え始めた頃、
ロスでは逆に連日大快晴の中、
”Electronic Entertainment Expo”略して「E3」が
盛大に幕を閉じた模様であります。
今年のE3では新ハードの発表もなかったので
大きなサプライズはありませんでしたが、
まだまだゲーム業界盛り上がっていたようでありますね。
ネットで各社のカンファレンスを拝見させてもらいましたが
個人的には、ここ数年毎年E3を見て感じている印象と、
今年もそれ程大きな違いはないように感じました。
XboxOne、PS4に向けての海外デベロッパーのタイトルは
今年も昨年にも増して、とにかくリアル!
驚く程リアル!
嫌になる程リアル!
リアル以上にリアル!
それはテクスチャーの密度やポリゴン数を贅沢に使っただけのリアルさではなく、
舞台全てを巻き込んだ演出表現のリアルさ。
プレイヤーが何かに触れた時の双方のリアクション。
ちょっとした目や眉の動き、表情。
遠景、近景の空気感。
毎年これ以上どこをリアルにするんだ?と思ってしまうんですが
毎年更なる進化、技術の向上をしてるんですよね。
本当にどこまで行ってしまうんでしょう・・・
来年がまた怖いです。
ただ、こうゆうリアルな海外のゲームを見ると
どんなに初出の新作ゲーム画面を見ても
”あー、また銃か刃物で人を殺すゲームなんだろうな。”
と思ってしまう自分がいます。
これだけリアルなゲーム画面で、
マンガのように盛大にジャンプしたり、
穴掘ったりするゲームはないですからね。
人を殺す(倒す)表現をよりリアルに見せる為にCG技術が磨かれている気がして
少々悲しい気分になります。
こうゆう作品が増えると海外でゲームが社会問題のやり玉に挙げられてしまうのが、
わからなくもないですね。
そんな理由もあり、毎年ホッと安心して見れるのは
やはり我が日本が誇る”Nintendo”のカンファレンスですね。
Nintendoのプレゼンテーションは、先ほどのバイオレンス表現の有無とゆう視点よりも、
まず、ちゃんと”ゲーム”のプレイ映像を見せてくれます。
演出だけの映像ではなく、遊び方のプレゼン映像です。
ゲーム画面を見て直感的に”遊び方”がイメージ出来ます。
Nintendo作品がリアルよりもデフォルメ表現を多用しているのは
ゲームシステムを判りやすくユーザーに伝える為の最適な手段なのです。
オールドゲーマーとしては唯一キチンとゲームを見せてくれるメーカー
それが”Nintendo”。
そして、今年一番嬉しかった事は
あの宮本さんが、ちゃんと昔ながらの”ゲーム”を
今も作っていてくれていたという事。
昨年のE3 Nintendo カンファレンスを拝見した限り
宮本さんの興味はもう、ゲーム以外の所に行ってしまったのかと思っていましたが
そんな事はなかったんですね。
まだまだちゃんと”ゲーム”を作っていてくれてたんですよ。
今のユーザーが昔のように目新しい”システム”を
求めているのかはわかりませんが、
昔のユーザーはこうゆう新しいシステムへのチャレンジ精神にワクワクします。
そして何よりもNintendoがソフトの面でも新しいモノへの
チェレンジの姿勢を見せてくれなくては
新たな体験へと導く新ハードの出現に繋がりませんからね。
業界全てが守りに入ってしまったらゲーム業界も終わりです。
自信を持って”面白いモノ”を届け、
自信を持って対価を頂く。
そんなあたりまえの王道システムは時代に流されずに
きっといつまでも残り続けます。
今のソーシャルゲームビジネスの風潮を、ゲーム産業全ての流れと
捉えず、流されず、
王様にはどっしりと構えていて欲しいものです。
一時の流行に流されず、
面白いものを作れば売れるとゆう真理を信じて
突き進んで行きたいものです。
ゲーム業界に良き風が吹きはじめたのかな・・・
そんなふうに感じた2014の E3でした。