こんにちは!
”ボルシチは飲み物”みかにゃんです。
ブラウニーズの一員に加わりましてもうすぐ一年が経つ
みちのく産の新人デザイナーでございます。
今回は私がTシャツ社長に代わりまして
ブラウニーズとの出会い、別れ…そして運命の再会を
ノンフィクションで綴った
”練乳とホルモン 番外編”「ハダカのみかにゃん」をお届けします。
では、お付き合いよろしくお願いします。
山と田畑に囲まれた長閑な田舎で生まれた私は
アルプスの某少女のように野山を駆け回り育ちました。
インターネットもコンビニもない田舎はのんびりとしていて、
私の歩くスピードにとても合っていました。
広大な水田の下に沈んでゆく夕日は一番お気に入りの景色で、
今でも帰省すると眺めています。
小さな時から家に届く新聞の中に裏面が白い折込みチラシを見つけると
落書きをせずにはいられない
お絵かきが大好きな子でしたよ。
でも小・中学校時代はなぜか運動部に所属していたのでした。
それは田舎故の悩み、学生数が少なくて美術部を始め文化系の部が
ひとつもなかったのです…
なので高校へ入学してやっと念願の美術部員になれたときは
すごく嬉しかったですね!
油彩や水彩を覚えて頻繁に描いたのは、やはり身近な田園風景でした。
そんな大好きな田舎暮らしでしたが、
離れる日がやって来ました。
東京の美術系の大学へ進学する為です。
東京に来ると、その忙しなさにびっくりしました。
人々の歩くスピードについて行くのが大変で、
今でも短い足を一生懸命動かして
周りの人のスピードについて行ってます。
大学には進んでみたものの、入学した頃はまだ進路も定まっておらず、
ゲーム業界に関心を持ち始めたのも、お恥ずかしながら
新卒の就職活動が始まる間近でした。
俗にいう企業研究の頃ですね。
漠然とゲーム業界に進みたいという考えはあったものの
あまりゲーム会社を知らなかったのです。
それもそのはず、実は我が家ではゲーム禁止令が発令されており
上京して家を離れるまでほぼゲームソフトで遊んだことがなかったのです。
なぜゲーム業界に興味を持ったのか?
それは今まで何気なく好きだな、影響されたな、と思っていた絵が
ゲームのファンタジーな世界観からくるものが多いと気づいたからです。
やっぱり、好きなものに近いほうが
苦境に立たされたときにも踏ん張れる気がするんですよね。
そんな折、とあるゲーム会社のグラフィッカーさんに
作品を見ていただく機会がありました。
その時、担当の方に
「君の作風にとても合ったゲーム会社さんがあるよ」と
紹介された会社がブラウニーズの前身である
”株式会社ブラウニー・ブラウン”でした。
すぐにブラウニー・ブラウン社が開発した
ゲームソフトを遊んでみました。
すると絵柄もさる事ながら、ゲームシステムに思いっきりはまってしまい、
いや、はまったと言うより、しっくりきたという表現のほうが近いかもしれません。
「ここならば私の描きたいイメージを、ゲームに出来るかもしれない!」と、
大きな期待をこめて
早速ブラウニー・ブラウン社に作品と必要書類を送りました。
それから数日後
ブラウニー・ブラウン社から返事が届きました。
結果は残念ながら書類選考で不採用…
そんなに甘くないよね…と納得しつつも、やはり悲しいもので
濃いめの焼酎お茶割りをあおりながら
悲しみを忘れる為、筆を持ち
『忘れたい!あの出会いを忘れさせてくれー!!』と一心不乱に
絵を描きまくりました。
さながら失恋です。未練たらたらです。
それから三、四ヶ月経ったある日のこと…
若干の燃え尽き症候群を感じながら
同じ業界にいればいつかお仕事のご縁があるかもしれない、
そう自分を奮い立たせ就職活動を続け、
とあるソーシャル系の企業さんから内定を頂き
ブラウニー・ブラウンを忘れかけていたある日、
1通のメールが届きました。
その送り主はなんとあのTシャツ社長からでした。
「もしまだブラウニー・ブラウンに入社したいというお気持ちがおありでしたら
一度お会いして話を聞いてみませんか?」
との連絡が。
・・・忘れるわけないじゃない!
後から分かったことですが
最初に不採用の通知を頂いた頃は、丁度Tシャツ社長がブラウニー・ブラウン社を
離れるという話で会社内はバタバタだったようで、
とても新卒採用をとるような状況ではなかったとか。
そんな時期に書類を送っていたのですね、私。
タイミングって大切ですね。
一度は失敗したものの、また連絡を頂いた私は
運が良かったとしか言い様がありません。
それから改めてTシャツ社長と直接お会いしまして
今の現状、そして今後のお話を聞かせて頂き、
「この先どーなるかわからないけど、
それでもよければ一緒の船に乗ってみない?」
というお言葉を頂き、
内定を頂いたソーシャル系の会社さんには、
大変申し訳なかったのですが内定を辞退させて頂き、
念願叶ってブラウニーズの一員になったのでございます。
「入社前にブラウニーズの雰囲気を味わいにおいでよ。」と、
井の頭公園でのお花見に呼んで頂き、
そこで他のスタッフさんたちと初めてお会いし、
楽しくお話する事が出来ました。
そしてそのお花見の1週間後、
晴れてブラウニーズの一員となったわけです。
お花見で一足先にお会いしたスタッフさんたちから
ブラウニーズの和やかな雰囲気は感じ取れたので、
入社するにあたっての不安は殆どありませんでした。
入社後もデザイナー、プランナー、プログラマーの垣根なく意見交換できる
ブラウニーズの風通しの良さとフットワークの軽さを常々感じております。
今の時期、リクルートスーツに身を包んだ若者たちが
一喜一憂しながら街中を歩く姿を見ていると
自分がここにきた経緯が脳裏に浮かびます。
もし就職活動に疲れてしまった若人がここを見ていましたら、
紆余曲折な道筋だけれど、こんな前例もあるのかと
参考や安心などしていただければ
あの悲しみのヤケ酒も報われるというものです。
ちなみに現在もブラウニーズは新しい仲間を大・大・大募集中ですよ!
ゲーム開発スタッフ、総務事務スタッフ、どしどしご応募お待ちしております!!
入社後のあれやこれやをしたためた「吉祥寺とブラウニーズと私」編は
ブラウニーズ潜入編が結構な長さになってしまったので
次の機会があればそこで。
タイトルだけ見てえっちな事を想像した人、期待ハズレでごめんなさい。
それでは、またいつかお会いしましょう!
”ハダカ”を見てみたいブラウニーがいましたらリクエストお待ちしております。
ジャンジャン脱がしまっせ!w