報告書 No.100
報告者:mieleさん
【探検報告】
前世は公園の草むらにいた虫。
頭はオレンジで芋虫のような横縞。体は茶色で羽のようなものが生えている。
ある日公園で遊んでいた子供に踏まれ、靴底の溝に張り付いたまま玄関で発見される。
虫は庭に捨てられ、アリに運ばれる途中でアリを巻き込み復活する。
体は頭、胸、腹の三段構成。
頭は芋虫、胸からは羽が生えている。住処は穴や溝の中。
復讐ではなく外にいる虫に『保護色に頼るのではなく穴を掘って下に逃げろ』と安全活動をしている。
なお天敵は土ほり園児。

探検隊長
会いたかったぜみんな~!
いつもブラウニーズ島に遊びに来てくれてありがとうな!!
今日は記念すべき100番目の報告書を紹介する日だ!
投稿者のmieleさん、ありがとうございます!!
報告書の中には、地域の虫たちのために安全活動に励む
かわいいかわいい虫さんたちの事が書いてあったぞ…
おいらも安全活動のお手伝いがしたいのは山々なんだけど
実は…おいら…虫が苦手でさ…ハハッ…。
ブラウニーズ島で虫好き乙女、おたけに調査に行ってもらう!!
くれぐれも間違って踏みつけることのないよーーーに!!
…振りじゃないぞ!! 振りじゃないからな!!!!

おたけ
第100回!おめでとうございます!
ブラウニーズ島がこんなに愛されてうれしいです。
いつも見てくださって、報告してくださってありがとうございます!
踏みつけられた虫、といえば、あの夏が瞼に浮かびます。
おたけが天真爛漫な小学生だったころ、
直射日光が照りつける通学路のアスファルトに
伸びて乾ききったミミズたちが踏みつけられていました。
彼らの儚い命をかわいそうに感じたおたけは、
自宅の庭に埋葬してあげようと、彼らをポケットに入れ持ち帰りました。
しかし帰り着くころにはポケットに彼らが入っていることをすっかり忘れ、
その真っ白なワンピースを洗濯機へ……………。
_(:3 」∠)_
しかし!
大人になった私は虫たちを二度とそんな目には遭わせない!
洗濯後の洗濯機を開けた母の悲鳴も、二度と聞きたくはない!
身長を100分の1に縮めて、安全活動に参加して来ましたよ。
虫の目線に立つと、園児ですら巨大でこわくて仕方ありませんでした。
地中に住むとか以前に人間の立ち入る場所に住むのが危険なのでは?
でも彼いわく、花壇があったりお菓子の破片が落ちていたりする環境は
捨てがたいそうで。
確かに食糧の確保は最重要……
ひとの選択には色々理由があるからむやみに口を出しちゃいけないね、
と 学んだ休日でした。