報告書No.019
報告者:ステーキ大好きさん
【探検報告】
「あまつぶ天使」という生き物を知っていますか?
その生き物は、降ってくる雨のひと粒ひと粒に隠れているんです。
彼らはは地上のみんなにうるおいを与えてくれる。
森に、海に、地面に、地上の生き物にも。
地上におちたら、こんどは風にのって、ゆらゆらと空へ帰っていくんです。

探検隊長
はいっ!今回報告書を送ってくださったのは、ステーキ大好きさん!
何故かブラウニーズスタッフみんなが
懐かしがってるステーキ大好きさん、おかえりなさい!
さてさて。この度発見されたのは、雨粒に潜んでいるという天使!
まさか小さな雨粒ひとつひとつに天使がいただなんて、ビックリ驚きだぁ!
ということは、雨の日っていうのは、空から数多の天使が舞い降りて、
世界が天使で満たされる日ってことじゃないかい!?
なんて素敵なんだ、Oh, my angel!
そして報告書をもとに描き上げたのは、水も滴るいいオトコ、ぷー!
ぷーに聞いたところ、雨の日は もっぱら作陶に励んでいるらしいよ!
雨音をBGMに粘土を練り、神経を研ぎ澄まして ろくろを操る。
ふいに窯が神秘的に輝き出し、焼き上がった陶器に命が宿って――…。
あ、この話はホントかって?
ふっふっふ、それはね、あまつぶ天使に聞いてみようか。
窓際に舞い降りた天使たちなら、その真相を知ってるはずだからね!

ぷー
ヤァ、ワタシだ。
今回はステーキ大好き氏が送ってくれた報告書を元に
あまつぶ天使を調査してきたぞい。
このあまつぶ天使は意外とおちゃめであった。
雨と一緒に落ちて来ては、誰かの鼻をめがけて、ぴちょん!
乾燥しがちな鼻頭に潤いを、心には雨が降ってきた驚きをプレゼントしてしまうんだ。
きっと彼らはサプライズが好きなんだ、だから突然皆で押しかけてきたりするんだ…特に夏はよく来たがるみたいだね…
もちろん天使と呼ばれるだけあって、なにも人を驚かすだけではないよ。
彼らは人に望まれればその人の元へ飛んで行く。
かつての雨乞いの儀式は彼らとのコミュニケーションだったんだ。
大地をうるおし、植物をうるおし、そして人もうるおす。
慈愛に満ちた生き物、それがあまつぶ天使。まさに天使!
世間を賑わす"雨男"はそんなあまつぶ天使に好かれている、実はモテモテボーイなのかもしれないぞ。