報告書 No.007
報告者:ハットリさん
【探検報告】
使えない魔剣ぽいもの使いの青年。
先祖代々何でも屋をしながら旅をしている干し草色の髪と目をした、お人好しの青年。
持っている剣は大昔、何代前だかの先祖が手に入れたものらしいが鞘から抜くことができない。
抜くことはできないが、鞘の先端がライトのように光ったり船のオールになったりするので、
どうも魔剣ぽいということだけわかっている。
何でも屋の仕事でモンスターと戦うときは、鞘でぶん殴って攻撃している姿が目撃されている。

探検隊長
今回、報告書を送ってくれたのは、ハットリさん!
ハットリさんは冒険先で数々の報告をしてくれる熟練の冒険家さんなんだよ!
そして冒険の途中で出会ったのは、魔剣っぽいものを持つ青年!
見るからに優しそうな青年だけど、
戦う時は鞘のまま打ち叩くパワフルな一面も。
さすが、何でも屋さん!何でもアリだね!!
今回その青年と剣を描き上げたのは、パワフルなハイキックを繰り出す まあこ!
まあこのデスクには、魔剣…というか魔物っぽいアイテムがいっぱい!
いつか魔力を解放して魔物を従えちゃったりするかもね!?

まあこ
使えそうで使えない、ちょっと残念な、剣!
そんな剣と青年のコンビに惹かれて、描かせていただきました。
他の武器に頼らないところを見ると、
それでもきっと、この剣がとても大切なんでしょうね。
発見者のハットリさんによると、
「もし魔剣が抜けたら世界が滅びるとか世界中の洋服から
シミが消えるとか色々言われていますが、真偽は不明」
とのことですが。
ひょっとしたら、現在進行形で世界救っちゃってるんじゃないの?
世界の平和は、彼の手にかかっているのかもしれないぞ?
他にも、
「抜くと、封印されていた花嫁(魔王)が出てきて求婚される」とか
「手前にちょっと押しながら引くと抜ける」
と云ううわさも聞いたのですが、
こればっかりは試してみないとわかりません。
とは言え、世界がかかっていますからね。
万が一が起こってしまったら、取り返しがつきません。
なので、ハットリさん!
もし、次に青年を見かけたときには
「抜くなよ?絶対に抜くなよ!?」と、阻止してあげてくださいね!