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報告書 No.076

報告者:りんぐさん

【探検報告】

影から影の間を移動し、自分の影を自由に操る「影使い」の一族。
山の地下深くに自分たちだけの国を作り、その能力と、真っ黒い服の上から
顔まで隠れるこれまた真っ黒いマントを羽織る見た目から
周りからは気味が悪いと嫌われている。

しかし彼らにしてみればそれが自分達の常識。顔を見せるのは失礼にあたるし、
黒のマントは実は自分の影の形を変えているもので、それを纏うのも日常。
その影のマントをカムフラージュするために黒い服を好む。
自分達の常識が周りとは違うことも嫌われてることも理解していて、
みんなが自分たちを見て嫌な気分にならないように
人目につかないように地下で暮らし、姿を見せないようにしている。
優しい一族だがその気遣いが悪循環の気もする……

VillageBoss

探検隊長

チャーオっ!

今日の報告書は、りんぐさんが提出してくれた「影使いの一族」だ!
りんぐさん!ありがとうございます!!

影といえばさ、おいら、たまに不安になるんだ。
おいらの影が、いつかおいらのこと食べちゃうんじゃないかって。

みんな、この気持ちわかる!?
…今度影使いに相談してみよう。

と、いうことで今回の調査員は、まあこ!!

ザザザ・・・ザザ・・・
「ソンチョウ・・・キコエマスカー」

おぉ~っとぉ!?この声は!!
早速、現地から中継が繋がっているようです!

現地のまあこさーん!!!!

artist-icon-hirano

まあこ

本日は、ブラウニーズ島の知られざる地下世界の謎に迫ってみたいと思います。
というわけでやって来ました、影の国の玄関口!

国民A「(・・・!?)(!!)」
隊員「こんばんは、ブラ島です!
   貴国を観光させて戴きたいのですが・・・」
国民A「(・・ ・!)(・・?)」
隊員「何でここがわかったのか、ですって?
   そりゃあ、お便りを戴いたからですよ!
   りんぐさん有難うございます、ほんとにありました影の国!」
国民A「(・・・!)(・・・・)」
隊員「えっ 立ち入り不可?内部は極秘?」
国民A「(・・・・)」
隊員「いえいえそんな・・・だって、我々は知っているんですよ?
   あなた達が身を隠して生活する、本当の理由を。
   こんなに優しい理由、涙なしじゃ語れないじゃないですか・・・。
   教えてあげましょう、ブラ島のみんなに。
   理解してもらいましょうよ、外のみなさまにも!」
国民A「・・・ちょっとだけですよ?」
隊員「ありがとうございます!!」

隊員「(というわけで、流石に奥まではお邪魔することは 叶いませんでしたが、
    洞窟の入り口でお話しさせて頂けることになりました。
    の、ですが・・・)
    うわぁー!月明かりが綺麗ですねー!!」
国民ABC「(しぃーーっ!)」
隊員「(あっ、そうでした!すみません。あんまり綺麗なもんでつい・・・)
   (このように、影の帝国ではですね。なるべくこっそり
    生活できるようにと、こうして小さな声でしゃべることが
    マナーとなっているみたいなんですよ。)」
国民A「(あっ、あの、それと、顔出しも国家NGですので、
    カメラはもうちょっと遠くに・・・・)」
隊員「(ああっ、すみません!あとで編集でなんとかします)」
国民B「(頼みますよ)」
隊員「(でも、そんなに隠すほどでしょうか?
    あなた達、とっても綺麗ですよ?)」
国民C「(何を仰いますやら!?我々のような影者は嫌われこそすれ、
    あなた方の目にそのように映るはずがないのです!)」
隊員「(いやいやまたまたぁ。そんな失礼な事を言った先人は、
    きっと暗くてよく見えていなかっただけなんですよ。)
   (今の私にはよくわかりますよ?
    月明かりに照らされたその衣装が、よく見てみると
    実はこんなに個性豊かでお洒落だったって事が!)」
国民B「(お洒落だと・・・?これがですか?)」
隊員「(そうですよ!)」
国民C「(このマントは、私自身の影で出来ているのですよ?
    それでも気味が悪くないと言うのですか?)」
隊員「(それがいいんです!一人ひとり少しづつ違うのも、
    キュートだと思います)」
国民ABC「(ヒソヒソ・・・)」
隊員「((しまった、なんかすごい勢いで口説いちゃいました))」
国民A「(お帰りください・・・)」
隊員「えっ」
国民B「(これ以上は照れてしまいますので・・・お帰りください)」
隊員「(そ、そうなんですか?そんな感じになっちゃうんですか!?
    すみません、そんなつもりは!)」
ドゥルドゥルドゥル
隊員「あ、影が!これですね、影を操る力! 
   すごい力です、四方八方から伸びてきてます!
   うわっ、外に!引っ張られてしまいます!!」
ドゥルーン

隊員「追い出されてしまいました~・・・」
  「確かにいきなり綺麗だのキュートだの、ちょっと不躾でしたね。」
  「でも私は諦めませんよ。いつか絶対に、彼らと友達になってみせます」
  「なんかやっぱり、嫌いになれませんからねえ」

  「では、もう夜分も遅くですのでこの辺で。
   おやすみブラ島~~!」