報告書 No.028
報告者:オペラさん
【探検報告】
10~15cmくらいの白くてふわふわの体に
ちょこんとした手足と尻尾。長くてふかふかの垂れ耳。
何を考えているのかよくわからない小さくてつぶらな瞳。
動きはとてもゆっくり。
人の頭にくっついて その人の頭の中にあるもやもやした感情を食べる。
もやもやを食べられた人は頭がシャキっとして
次のもやもやが溜まるまで 賢さと素早さが通常の3倍くらいになる。
もやもやを食べ終わると霧のように消えて
また別の人のところに行ってしまう。
どこからともなく現れては消えていく不思議な生き物。
もやもやは「わたあめ」みたいな味がするらしい。

探検隊長
はいっ!今回 ブラウニーズ島の報告書を提出して下さったのは、オペラさん!
冒険の最中に とってもプリチーな生き物と出会ったんですって!
この度紹介しますのは、この見るからにふわっふわで可愛らしいバク!
おいら達のもやもや~っとした気持ちをもぐもぐと食べてくれるんだって!
しかも!食べられた後には賢さと素早さが3倍になるという嬉しい特典が!
3倍の知能と3倍の速度かぁ~…どうしよう、力を持て余しちゃうなぁ!
とりあえず、手っ取り早く変化を実感するために、
超高速で反復横跳びをしながら難問な なぞなぞにチャレンジしようかな!
そして、そんなお役立ち生物を描いたのは、仕事の速さに定評のある まあこ!
まあこの作業速度が3倍になったら…すごいことになりそうだ!
光の速さで動く右手!たちまち消化されてゆく仕事の山々!
バリバリ仕事をしている最中に、モリモリ筋肉がつきそうだ!
そして、通常の速度に戻った時にようやく筋肉痛がやってくるんだろうなぁ…!
まあこの右腕だけがムッキムキになっていたら、そういうことだって思ってね!
そこ行け そこ行けまあこが通るぞぉーっ!(マッハ5)

まあこ
三倍の速さになれると聞いて。
ッシャァ!!! 三
オペラさんが発見したこの、もやもやバク。
我々クリエイターにとっては、
喉から手が出るほど会いたい生き物ですね!
いえ、クリエイターだけではないでしょう。
人類の誰もが、頭のもやもやをすっきりさせたいはず。
犬や猫や鳥や牛だって、きっともやもやには悩んでいるはず・・・。
そんな悩める生き物たちの頭に、そっと舞い降りるんですねえ。
ありがたい子です。
しかし、この子たちのもやもやは、誰が食べるんでしょうか?
お互いに食べあうんでしょうか?
まさか、自分で食べるんでしょうか?
もやもやを消化吸収、分解できる器官を持っているということは、
そのもやもや自体が生成されないのでしょうか?
奥底の見えない瞳は、もやもやの向こう側の景色を映しているのかも・・・。
とても興味をそそられる生き物ですね!
この子が、はたしてブラウニーズ島に平和をもたらしているのか。
それともその劇的な効能ゆえに、争いを生んでしまっているのか。
考えれば考えるほど、もやもやワクワクしてきたので、
ホラっ、今だよ! 今ならおいしい綿あめが、私の頭に・・・!
来てくれたらいいのになあ。
オペラさん、素敵なご報告を有難うございましたー!