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Kameoka Blog

練乳とホルモン

ハダカのまあこ

練ホル第52回
こんにちは。
“ホルモンは臓器”
Hi-Kick!まあこです。

吉祥寺の町にひっそりと佇むこのブラウニーたちのお城で、
新人デザイナーとして仲間入りを果たしたあの日から、もうすぐ一年・・・。

みかにゃんの潜入編に引き続きまして今回は私が、
これまでのブラウニーズ生活を振り返った
”練乳とホルモン 番外編”「ハダカのまあこ」をお送りしようと思います。
どうぞお茶でも片手に、お付き合いよろしく願いいたします。
 

小さいころから私の遊びと言えば、専らゲームでした。
パソコンの児童向けゲームや、お絵かきソフトで遊び。
ゲーム機では友達を誘って、一緒に冒険の旅に出て変わり番こに遊び。
外遊びも好きだった私は、棒きれや布きれでどうにかゲームの再現をしようと、
あれこれ妄想を展開させては、爆走していたものでした。

今でこそスポーツは苦手となってしまいましたが、
子供の体というものはとても柔らかく、何よりも軽いもので。
あの頃は、ゲームや映画で覚えた格闘を真似るのが、気持ち良かったのです。

そしてまさかこの経験が、今の自分の方向性を決めるとは
思ってもみませんでした。
 

念願の内定を頂いた去年の3月。
有頂天で電話を切り、興奮を垂直跳びの万歳三唱で鎮め、着地し。
そしてだんだんと沈み込んで、これでもかとコンパクトな体育座りになりました。
そうです。
私は、けっこうな小心者なのです。

ゲームは、私の心の故郷です。
その中でもブラウニーズの前身である、ブラウニーブラウンが作った「MOTHER3」には、
まるで育ての親に対するような特別な想いを持っていました。
恩を仇で返すことになったらどうしよう。
大きな夢の一つが叶ったばかりだと言うのに、今更のあんまりもの自信の無さに
喜ばしいのか怖いのか、よくわからないで居ました。

萎縮してしまって何も出来ないのでは、きっとこの先の道は暗いです。
そうして自分の大好きだったゲームを、苦い思い出に変えてしまうのは御免でした。
とにかく精一杯頑張って、何よりもお仕事を楽しもう。
そう決心して、入社致しました。

入社してみてまず思ったことは
「ホームページで見たまんまの会社だ!」ということです。
とにかく気軽な雰囲気と言うか、カッチリしては居ないのですが。
しかし流石働き者の妖精さんたち、本当にお仕事にまじめです。
和やかな雰囲気の社内に、趣味がホラーやスプラッタで
どっぷりな私が混ざってもよいものかと思いました。
スタッフさんたちは皆優しく、お仕事や社会のあれこれを教わりまして。
おかげさまで、私も肩の力を抜いて、ようやく社会に溶け込み始めたと思います。

恐らく・・・多分。

 
やってみると、お仕事は楽しくて仕方がないもので。
舞台裏から見るゲームの世界は、先輩方々の技とセンスとアイデア、
そして、あふれんばかりの愛で輝いておりました。
人ってすごい、空想の力ってすごい。
何にでも感激しながら、作業をしていたと思います。
 

入社して初めて携わらせて頂いたプロジェクトが「Fantasy Life LINK!」でした。
そしてなんと、その初めてのお仕事で、
自分のデザインしたキャラクターが採用されたのです!(はじまりの島の古代兵士です)
拙いパソコン使いながらも自らモデルも作らせていただき、
作中で自分の手掛けたキャラクターが生き生きと動いておしゃべりをするの見たときは、
思わず嬉し涙がこみ上げたものです。
ああ、愛するゲームの世界に、その一部に、私も初めて参加出来たのです。
そうしてFantasy Life LINK!は、私の特別なゲームの一つとなりました。

やんちゃだったあの頃・・・。
格闘ごっこの経験が生きたのが、モーションのお仕事です。
大学時代の課題製作の為に撮った写真の中に、
幼少の頃を思い出して渾身の飛び蹴りを放ったところを収めたものがありました。
これを、かのTシャツ社長に気に入っていただき、動きに関するお仕事を頂いたのです。
デザイナー職と言えば、絵を描いたりモデルを造形したりのイメージばかりでしたが、
こんなにスポーティな一面もあるのですね。

正直を言うと、私にとっては予想外の方向でした。
しかし、動かし屋なんて、なんともおいしいお仕事です。
キャラクターを間近で見放題、ぺたぺたと触り放題!
情なんて、それはもうドバドバに入っちゃいます。

自分も動けたら、宙返りくらい簡単に出来たら、この感覚が掴めるかもしれないのに。
そんなこともたまに思いますが、ゲームで動くのは自分ではありません。
さながら演劇の演出監督のように、文字通り手取り足取りキャラクターに指導をするのです。
これがまだまだ、私にはむずかしい事なのです。
それでも少しでも愛が伝わればと、現在も頑張っております。
 

こうして振り返ってみると、お恥ずかしながら、早くも初心を忘れかけていることに気づきました。
この場をお借りして、ブラウニーズに応募を考えて下さっている皆さんにとっての
足がけになるようなお話をするつもりでいましたが。
何だか私が勝手に元気づいて来てしまいましたね。
ゲームが好きで製作が好きで、楽しそうなことは何でもやってみたいと思う。
そんな、私のような人間がブラウニーズに入ると、こんな感じになるんですよ、と。
そういった一例のご紹介でした。
 

小さいころに遊んだゲームを作った人たちが、
まだゲームを作っているなんて、素敵なことですよね。
久しぶりに故郷に帰ってきたら、懐かしい人や風景や生活がそこにあった。
そんな気持ちにも似ています。
技術の発展や世間の波を受け、近代化していく中、
変わらない、愛おしい部分も確かにあるのです。

私も、誰かの故郷となるようなゲームを作りたくて、
ブラウニーズの箱舟に乗り込んだのでした。
 

自分でも照れるようなことを言ってしまいましたので、
私はこの辺で失礼致します。
ここまで読んで下さり、有難うございました。
またスナップなんかで、お会いしましょうね。

それでは!
 

まあこ